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協和キリン株価急落は「早合点」

第167回 潜在力あるロカチンリマブ

宮田総研代表取締役 宮田満

2024年10月15日号

 9月25日、米アムジェンの株価は約7%、そして協和キリンの株価も何と20%(図)、それぞれ急落した。アムジェンは協和キリンが創製した革新的な免疫チェックポイント阻害剤、抗OX40抗体「ロカチンリマブ」のライセンスを受けた企業だ。  株価急落の原因は、その日世界で初めてロカチンリマブの第Ⅲ相試験のトップラインの成績が公表されたためだ。だが、第Ⅲ相の成績は、中等度もしくは重症の成人アトピー性皮膚炎を対象に対して、プラセボと比較して統計的に有意な薬効を示すものだった。抗PD-1抗体に次ぐ、国産の第2の免疫チェックポイント阻害剤として大いに期待されたロカチンリマブの失望売りの背景に迫りたい。  9月25日、米アムジェンの株価は約7%、そして協和キリンの株価も何と20%(図)、それぞれ急落した。アムジェンは協和キリンが創製した革新的な免疫チェックポイント阻害剤、抗OX40抗体「ロカチンリマブ」のライセンスを受けた企業だ。  株価急落の原因は、その日世界で初めてロカチンリマブの第Ⅲ相試験のトップラインの成績が公表されたためだ。だが、第Ⅲ相の成績は、中等度もしくは重症の成人アトピー性皮膚炎を対象に対して、プラセボと比較して統計的に有意な薬効を示すものだった。抗PD-1抗体に次ぐ、国産の第2の免疫チェックポイント阻害剤として大いに期待されたロカチンリマブの失望売りの背景に迫りたい。

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